今月の写真 6月号
コガネスズメダイ(左の写真子供、右の写真大人)
撮影者 金子 実 様
撮影地 伊豆海洋公園(I.O.P.) 1の根 水深25m
撮影日 2025年5月10日
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この日は、日中曇り、ダイビングが終わった夕方から小雨の降るお天気でした。金子さんも私もドライスーツでのダイビングだったので、晴れた時にはもう暑いくらいになって来ていたこの時期としては、暑くもなく寒くもなくちょうど良い陽気でした。海の方も朝の9:00が干潮でしたが、それほど潮が引かず、波もゆる〜くうねりがあるものの、ほぼ良好と言っていい良いコンディションでした。1本目は、砂場でのダイビング。ヒラタエイ小、サカタザメ、カスザメ大小、イネゴチ、そして私もI.O.P.では初めて見るウチワエビまで見ることができて、ちょっと興奮のダイビングでした。そして、今回の写真を撮影した2本目は、1の根でのダイビングでした。19m程の水深でルリハタygをを見て、その後深い方へ。私がトラフケボリを見つけて金子さんを呼ぼうと振り返ると、写真のコガネスズメダイの子供を撮影中でした。結構すばしっこくちょこまかと動くので、横から見ていて、「画面中央に良い角度で写すのは難しそうだな〜」「証拠写真だな〜」などと思っていました。でも、お店に戻ってきて、写真見せてもらうとご覧の通り図鑑の写真のようにばっちり真ん中にピントもバッチリに写っていて、「おみそれしました〜」って感じでした。金子さんは、とにかく被写体に向かってたくさんシャッターを切るし、できるだけ近くで写す意識が近いです。泳ぐ魚だと逃げられてしまうこともありますが。「たくさん撮ること」と「近寄って撮ること」は、水中撮影の基本中の基本。それができているからこその一枚だな〜。と改めて思いました。そして、大人の方は、その後撮影したのですが、人間と同じで大人は落ち着いているようです。ソフトコーラルに寄り添って、ほとんど動くことなく、撮影に協力的でした。大きさも大きいので、写真の中での存在感が子供よりもありますね!伊豆の魚は、地味な配色が多いですが、今回のコガネスズメダイは、目立つ黄色でとても綺麗ですね〜。金子さん今回は、とても綺麗なコガネスズメダイ、しかも子供と大人を比較できる良い写真ありがとうございます。次のこのコーナーへのご投稿は、春から初夏にかけての撮影になると思います。また季節が進み、面白い被写体が増えてくると思います。その時も、今回のような良い写真を期待しております。宜しくお願いしますね〜。ご投稿ありがとうございました!
写真を撮影するときには、その人の性格が結構出ます。積極的な人は、どんどん被写体を追いかけるし、遠慮がちな人は、被写体からかなり離れて撮影します。積極的すぎると生き物に逃げられてしまいますし、遠慮しすぎると写真がぼんやりして鮮明に写せません。基本的には、可能な限り近着きたい。でも近づき過ぎると逃げられる。この辺の生き物との駆け引きが、難しくもあり、奥が深くて面白いところです。心の欲が大きいと逃げられてしまい、心の欲が小さいと近寄らせてもらえる。狩猟と同じで、撮影の時には殺気が出てしまうものです。いかにその殺気を消すか。撮りたい気持ちを抑えて、撮れなくてもそれは受け入れる。そんな精神修行的な撮影は、最初はうまくいかずにイライラするものですが、ダイビングをしながら何年も撮影を続けていくと、ある時悟りが開ける瞬間が「時々」本当に時々あります。我々人間は欲が深いので、常に仙人のように「毎回必ずうまく撮影出来る」ってレベルには、多分永久にならないかな〜と思います(笑)。でも、時々良い写真が撮れるからその時の嬉しさがより大きい。ってことで、欲をかかずに「たま〜にとれる良い写真」で、満足するようにしましょう!
アオウミガメ
撮影者 佐藤 真美 様
撮影地 伊豆海洋公園(I.O.P.) 1.5番付近 水深 15m
撮影日 2025年3月22日
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この日は、お天気良く、透明度もかなり良く、青くてキレイな良い海でした。佐藤さんは、2から3月前半までお仕事お忙しく、1月以来の久しぶりのダイビングでした。先週まで、荒れた海だったのですが、この日は海況も天気も透明度も良い海でした。海の神様からお仕事頑張ったご褒美をもらったのかもしれませんね。
1本目の砂場で、ヒラメ。2本目の1の根でもヒラメ。1.5番でもヒラメ。どこに潜ってもヒラメに遭遇する佐藤さんでした(笑)。でも、この日の佐藤さんは、本当に運がよかったです。コショウダイ、ピカチュー(ウデフリツノザヤウミウシ)、クエ大、コブダイ、オオモンカエルアンコウ大、など珍しい生き物をたくさん見ることが出来ました。そして、最後の3本目は、1.5番の手前の岩場で、のんびりと休憩しているアオウミガメにも遭遇、撮影中ほとんど動かず、途中に海藻を食べ始めるリラックスぶりでした。初めは刺激しない様に、少し離れて撮影していた佐藤さんですが、最後はここまで接近して、バッチリ顔のアップを映してくれました。全く怯えることなく、こちらを見ているカメの表情が伝わりますね。佐藤さん、とてもリラックスしたカメの顔のアップ写真ありがとうございました〜。次回、4月のダイビングの時は、もっと透明度が春っぽくなっていると思います。今度は、春の生き物の写真をご投稿いただけると助かりま〜す。ヨロシクお願い致します!!
今回の佐藤さんの写真は、顔のアップ写真でした。生き物の顔のアップを撮ろうとする時には、生き物を怖がらせないように、慎重に慎重に少しずつ近づいていくのがセオリーです。でも、佐藤さんだけは、「ひょいっ」と生き物に近づいても、全然相手が逃げないんです。初めてその撮影している姿を見た時は、どうして佐藤さんの時だけ、生き物が逃げないんだろう??と不思議でした。でも、色々と話をしているうちに、その理由がわかりました。佐藤さん、お魚食べるのが苦手で、全然食べることが出来ないんです。だから、お魚を食べることが好きな、我々と違って、「おいしそう!」とか、「捕まえたい!」とか、いわゆる狩猟本能から発散してしまう、「殺気」が出ることが全くないんです。これ、水中撮影に関しては、本当に「天武の才」だと思います。普通の人が、何年も何年もかけて、煩悩を消し去り、苦労して辿り着く「殺気を消して、撮影する」極意の様なものを、生まれながらにして持っているんです。これは、かなり羨ましいです...。私も佐藤さんのレベルに達するまでには、まだ修行が必要です。皆さんも、佐藤さんと潜る機会があったら、横から佐藤さんが撮影している姿をのぞいてみてください、自然体で被写体に「す〜」っと近づいていくところが観れると思いますよ〜!
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